「かかりつけ医」はお持ちですか?
2019年08月07日
ご無沙汰しております。院長の平出です。暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?熱中症の予防は➀水分補給、➁塩分補給、➂適切な室温管理、につきます。エアコンが苦手な方もいらっしゃると思いますが、この季節は背に腹は変えられませんので、どうか無理をなさらずエアコンをonにしてください。
さて、本日は私が日々診療を行うに当たって心がけていることについて少々述べさせていただきたい、と思います。私は長年整形外科専門医として、急性期病院の整形外科診療を担当してきました。大学病院から市中の中小病院まで環境は様々でしたが、病院勤務という性質上、専門性に照らし合わせ、ある種「特化型」の診療を行っておりました。
しかしながら、実際に病院を訪れる患者さんの多くは必ずしも専門性の高い治療を必要としているワケではありません。いわば、「町のお医者さん」でも十分診断、治療が可能な疾患がほとんどと言っても過言ではありません。しかし、病院では手術や救急医療が診療の中心となるため、病院の医師はなかなかすべての患者さんに対応しきれないのが現状です。
私は整形外科医ですが、勤務医時代は入院の患者さんも大勢受け持っていましたし、整形外科以外の基礎疾患や、どの科にも属さないような疾患をお持ちの患者さんに触れる機会も数多くありました。そうした勤務医としての豊富な臨床経験を経て、今では整形外科を中心とした、いわば町の総合診療医のような立場だと自覚しています。
当院を訪れる患者さんからは様々なご相談をいただきます。「先生、ハチに刺されちゃったよ、どうしよう?」、「足の裏に魚の目が出来て痛いんだけどどうにかなりませんか?」、「最近更年期の症状がひどくて、肩こりもひどいし、イライラして仕方ない」などなど。こうした様々なご相談に対し、「整形外科の疾患であるかどうか」を問わず、お一人お一人のお悩みに耳を傾け、丁寧な診療を行っています。
こんなこと先生に相談しても良いのかな?こんなことを聞いたら失礼に当たらないかしら?心配はご無用です!どんなことでもお気軽にご相談いただければ、と思います。また、より専門的な治療が必要と判断した場合には、速やかに当院の連携医療機関にご紹介致します。皆さまのかかりつけ医として、これからも微力ながら地域に貢献できれば、と思います。