当院の新型コロナウィルス対策
2020年03月18日
大変ご無沙汰しております。院長の平出です。本日は当院の新型コロナウィルス対策について書き記しておきたいと思います。2019年12月の中国湖北省武漢市に端を発した新型コロナウィルスによる感染は現在世界中に広がりつつあり、WHOは2020年3月11日、ついに「パンデミックといえる状況」と発表しました。新型コロナウィルスは2002年に流行したSARSと比べて、さらに多くの地域への感染拡大が認めらており、世界的な終息にはしばらくかかりそうな状況です。
そんな中、当院では新型コロナウィルスの院内感染対策として、下の4つの柱を掲げております
①徹底的な手洗い、手指消毒
②従業員の「ただしいマスク装着」の徹底
③定期的(1日2回)な院内消毒
④換気の徹底
①につきましては、医療機関においても慢性的にアルコール手指消毒剤が不足している厳しい現状ではありますが、当院では全スタッフ出来得る限りこまめに手洗い、手指消毒をするよう心掛けております。具体的には医師が診察をする際には、患者さんが出入りする度に必ず手洗いをしています。また、処置に入る前や患者さんに触れる診察行為の前後で必ず手洗い又はアルコール手指消毒を行っております。
次に、➁につきましてはインフルエンザ流行期から継続してマスク装着を徹底しております。マスク不足も深刻ですが、何とかマスクを確保し、対応をしていきいたいと考えています。③につきましては患者さんが手を触れる場所やお手洗い、待合室ソファーなど、ウィルス除去効果のエビデンス(=科学的根拠)がある「次亜塩素酸水」を用いた消毒を午前の診療終わり、午後の診療終わりの1日2回スタッフ総出で行っております。
④の換気につきましては、これまで国内では閉鎖空間で「クラスター」と呼ばれる集団感染が多く発生していることから、出来るだけこまめに行うようにしています。窓から遠い所には、ウィルス除去効果のある次亜塩素酸水を噴霧する器機「ジアアニスト」を設置し、空気を出来るだけ清浄に保つよう努めています。また、当院のエアコンにはすべてプラズマクラスターが内蔵されており、一定のウィルス除去効果があるものと思われます。
当院は内科や総合病院と違い、発熱などの自覚症状のある患者さんの受診は極めて少ないため、院内感染のリスクは相対的に低いと考えます。しかしながら、少しでも患者さんに安心しておかかりいただけるよう、今後とも職員一同新型コロナウィルスに負けないよう、万全の対策で診療に臨みたいと考えております。また、くすりの処方が必要だけど、どうしても合併症等リスクにより受診を控えたい、という患者様は厚生労働省からの通達により「電話再診」も可能となっております。お気軽にご相談ください。